日本特殊教育学会第54回大会自主シンポジウム

訪問教育に関係する研究会をご案内いたします。

■日本特殊教育学会第54回大会自主シンポジウム■

来る9月17日から19日までの3日間に、新潟市の朱鷺メッセを主会場として一般社団法人日本特殊教育学会第54回大会が開催されます。この大会において私たちは訪問教育に関する自主シンポジウムを企画していますのでご案内いたします。日時や会場は未定ですが(7月下旬以降に発表される予定です)、ご都合がつきましたら是非おいでください。会員でない方も臨時会員として参加できます。テーマ、趣旨、シンポジスとは下記の通りです。

 
テーマ:訪問教育対象児の学習環境
企画者    川住隆一(東北福祉大学教育学部)
野崎義和(宮城教育大学特別支援教育総合研究センター)
司会者    川住隆一(東北福祉大学教育学部)
話題提供者  野崎義和(宮城教育大学特別支援教育総合研究センター)
高木 尚(東京都立村山特別支援学校・全国訪問教育研究会会長)
中村靖史(奈良県立明日香養護学校)
指定討論者  川住隆一(東北福祉大学教育学部)
企画趣旨
現行の特別支援学校小学部・中学部学習指導要領においては、「障害のため通学して教育を受けることが困難な児童又は生徒に対して、教員を派遣して教育を行う場合については、障害の状態や学習環境等に応じて、指導方法や指導体制を工夫し、学習活動が効果的に行われるようにすること。」(文部科学省,2009)と述べられていますが、いったい家庭、施設、病院内のどのような学習環境で指導が行われているのか、実態は必ずしも明らかではありません。学習環境を便宜的に物理的環境と人的環境に分けて捉えた場合、児童生徒を取り巻くこれらの環境は極めて多様であり、同時に、通常学校や特別支援学校に比べて大きな制限・制約があることが予想されます。学習環境は児童生徒の病状や障害の程度によっても制限・制約の程度が大きく異なることも考えられますので、本シンポジウムでは、その実態の一端を明らかにするとともに制限・制約を少なくしていくための手がかりを探りたいと考えています。