花や野菜、観葉植物を育てる
皆さんは植物を育てるのは好きですか?
私は育てるのが好きなのですが、
「難しいなぁ」と思うことがよくあります。
例えば野菜を例にとってみると・・・
放置しておくと必ず枯れますので、当然水や肥料をあげて世話をします。
でもそのタイミングが難しいのです。
動物、例えば犬ならば吠えることによって「おなかが減った」「水がほしい」など、
分かりやすく飼い主に訴えてきます。
しかし植物は何も言わない(言えない?)のです。
そこで枯れないように、こちらが判断して灌水などするのですが、
やり過ぎても根腐れをおこして枯れてしまいます。
野菜によって水の量や回数が違い、またそのときの気温や日当たり具合によっても変わってきます。
ときには害虫が発生したり病気になって枯れたりすることもあります。
どう対応してよいか分からないときは、
育て方の本を読んだり育て方に精通している人に聞いたりしますが、
それでもうまくいかないときもあります。
いかに野菜の状態をとらえて、的確に判断し対応するか?
つまり、野菜の気持ちを読み取る力が求められているのです。
まるで母親が赤ちゃんを育てるのと同じように「深い愛情」が必要なのです。
雑草のように完全に自然界で生きている植物と違って、我々が育てなければいけません。
その代わり、野菜の気持ちや願いに十分応えられたら、立派な葉や実を見せてくれ、
まるでありがとうとお礼を言っているように思えます。
これが収穫なのです。
教育も同じではないでしょうか?
言葉でやりとりができるときは、受け答えでお互いに意思の疎通がはかれます。
障害が重度のために言葉としてはしゃべったり理解できなかったりする場合でも、
こちらが一方的に判断しないで、相手を理解するかかわりが大切なのです。
しっかり子どもを見て、触れて、それでも判断しにくいときは、
このホームページの内容を参考にしながら子どもとかかわってみましょう。
このホームページが子どもたちの成長のために、かかわり手のヒントとなることを願います。
(まほろばサークル 上村 勇一郎)